ロフォーテン諸島のオーロラの夜を暖かく過ごす
ロフォーテン諸島は北極圏にしては穏やかですが、オーロラツアーはスキーの一日より体が冷えることがあります。湿った海風の中で何時間もじっと立っているからです。このガイドでは、肌着からブーツまで役に立つ服装と、スヴォルヴァー発の5つのツアーが用意してくれるもの、そして光の合間に体を温めておく方法を紹介します。
夜の屋外で服に求められること
オーロラツアーの大半は待ち時間です。展望地や浜辺で長い間、あまり動かずに立ち、その間ガイドは空と雲を見張っています。
冬のロフォーテン諸島の海岸では、気温が0°C前後のことがよくあり、これほど北の土地にしては穏やかに聞こえます。でも内陸や風の中では、ずっと寒く感じます。湿った雪や雨が前触れなく降り出すこともあります。
ここで一番の問題は、湿った寒さです。海からの風は、乾いた無風の冷え込みよりも速く、普段の街着から熱を奪っていきます。気温だけでなく、風と濡れにも備えてください。
陸路のツアーは4〜5時間なので、ひと晩に何度も、外に出ては車で温まり、また外に出ることになります。さっと開け閉めできる服なら、このリズムがずっと楽になります。
肌からアウターまでの重ね着
夜の変化に合わせて暖かさを足したり引いたりできるよう、服は重ね着で組み立てましょう。ロフォーテン諸島の夜はたいてい4層でまかなえ、それぞれに役目があります。
- ウールのベースレイヤーを上下とも。展望地まで歩いて汗ばんでも暖かさを保つ
- フリースかウールのミドルレイヤーで、体の近くに熱をためる
- 中綿入りのジャケット(ダウンか化繊)を、じっと待つ長い時間のために
- 防風・防水のシェルを一番上に。下はシェルパンツか中綿入りのスキーパンツ
綿は家に置いてくるべき素材です。車から歩く間に汗を吸い、その夜はずっと冷たさを肌に押しつけてきます。
暖かい車内で前を全部閉めたまま座るのは避けましょう。移動中はアウターの前を開け、外に出る前に閉めれば、立ち寄るたびに汗だくで出ていかずに済みます。
足、手、頭
最初に冷えるのは足です。雪や濡れた岩の上でじっと立っているからです。滑りにくい靴底の中綿入り冬用ブーツは、どんなジャケットよりも大切で、中にウールの靴下を履けば湿っても暖かさが残ります。
暗い中の展望地や港の縁は凍っていることがあります。ブーツにかぶせる、小さなスパイクのついたゴム製の簡易アイゼンがあると、凍った道で助かります。バッグの中でもほとんど場所を取りません。
手袋は2組持っていきましょう。薄手のインナー手袋ならカメラのボタンもスマートフォンの画面も操作できます。撮影の合間は、その上に厚手のミトンか中綿入り手袋をはめます。
耳まで覆う帽子は、体にもう一枚重ねるより効果があります。水面から風が強まってきたら、ネックウォーマーかマフラーで顔も覆いましょう。

ポケットに入れておきたい小物
スマートフォンやカメラのバッテリーは、氷点下ではすぐに弱ります。予備のバッテリーか小さなモバイルバッテリーを、体温で温まる内ポケットに入れておきましょう。
使い捨てカイロは安く、手袋やブーツに滑り込ませられます。赤色ライトのヘッドランプがあれば、ほかの人の写真を邪魔せずに足元の悪い場所を歩けます。この点はオーロラ撮影のガイドで説明しています。
Lofoten Aktivの掲載ページはツアー前の昼寝を勧めていて、これはもっともな助言です。休んだ体は寒さを感じにくく、出かける前にきちんと夕食をとった体も同じです。
戻れば空調の効いたバンがある
Lofoten Aktivは、Torget 18のスヴォルヴァー観光案内所から出発する最大14人の4時間のバンツアーを約199ドルから催行しています。掲載ページでは、カメラや三脚と一緒に暖かい服を持参するよう求めていて、GetYourGuideでの評価は4.4(120件以上の口コミ)です。
ツアーが用意してくれるもの
このサイトの陸路のツアーはどれも温かい飲み物を出してくれ、風の強い立ち寄り先では思った以上に助かります。RAW Lofoten(約177ドルから)はメルセデスの車内にウールの毛布を用意し、Raido Adventuresは天気が許せばたき火をします。
5つの掲載ページのどれにも、防寒スーツやブーツの貸し出しは書かれていません。ガイドが冷えた足に対してできるのは暖かい車に戻すことだけなので、ひと晩じゅう過ごせる服装で来るつもりでいてください。
Brim Explorerのクルーズ(約106ドルから)は一番暖かい選択肢で、床から天井までの窓がある暖房の効いたラウンジと、空が光ったときに出られる屋外デッキがあります。デッキの風は鋭いので、同じ重ね着がやはり必要です。
その快適さを、写真や雲の面での船の弱点と比べたのがクルーズとミニバスのガイドです。たいていの旅行者にとって、決め手はどれだけ長く外に立っていられるかです。
Lofoten Insightのガイドは、光の合間にはワゴン車の近くにいるよう参加者に求めていて、すぐに温まってまた外に出られます。少人数のグループのほうが早くバンに戻れることは、グループの人数の比較で取り上げています。
長い夜を暖かく過ごすには
待つ間も少し体を動かしましょう。足踏みをしたり数歩歩いたりすれば血のめぐりが保たれ、画面に入らなければ誰の写真の邪魔にもなりません。
本格的に冷える前に車に戻ってください。少し冷えた状態から温まるのは数分ですが、震えるほど冷えてからだと、次の静かな時間のほとんどがかかってしまいます。
子どもは大人より早く冷え、待つ間に退屈もします。年齢制限や家族向けの穏やかな選択肢は、子連れのオーロラツアーのガイドで紹介しています。
町では晴れて風のない夜でも、30分離れた吹きさらしの浜辺では風が強いことがあります。スヴォルヴァーの港が静かに見えても、防風の上着は持っていきましょう。
旅行する月に合わせた服装
ロフォーテン諸島の秋の夜は、凍るより濡れることが多いので、そのころは防水のレイヤーが一番大事です。真冬は地面に雪が積もり、嵐も増えるので、暖かいブーツがリストの最上位に来ます。
季節ごとの違いはベストシーズンのガイドで並べています。ツアー料金の比較では、ブーツや装備のレンタルを旅の追加費用に含めて計算しています。
天候で夜が中止になっても、重ね着は無駄になりません。返金や別の夜への振替の仕組みは、曇りの夜のガイドで説明しています。